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【悲報】YouTubeで海外向けにするのはなぜ厳しいのか?〜うまくいく海外進出のやり方とは〜

YouTubeを使って海外で発信するのは難しい?」

先日『レペゼンFoxx(旧レペゼン地球)』がメインのYouTubeチャンネルで海外進出を諦めるという動画を投稿しました。

「レペゼンFoxx」は今から約3ヶ月前に、「海外進出をする」と公表し、日本人へ向けての動画作りをやめてインドネシア人に向けての動画をYouTube上に投稿し始めました。

具体的には、インドネシア語を字幕につけたり、DJ社長自らインドネシア語を喋ったりしていました。

他にも海外で有名なインフルエンサーとコラボしたり、お金配りをするなどしてなんとかインドネシアのフォロワーを増やそうと検討していました。

しかし、動画上でもあるようにこの度「海外進出を諦める」という内容の動画が公開されました。

今回はなぜ海外向けのYouTubeが成功しなかったのか?何がいけなかったのか?をじっくり考察していきたいと思います。

私は現在海外向けに動画を発信して、現在14万7千人のチャンネルを運営しています。

そのチャンネルの登録者数のほとんどは外国人で日本人は6%ほどしかいません。

私のチャンネルはこの記事の最後に貼っておきます。

海外向けにYouTubeをするメリット

YouTubeを海外向けにする一番のメリットは『市場の拡大』になります。

日本のYouTube視聴者は現在6500万人いると言われています。(世界の割合は4.6%)

実は他の国と比べても日本は多い方ではありますが、年々少子高齢化の波を受けて人口自体が減っていくことが予想されています。

一方世界全体で見ると、YouTubeユーザーは23億人以上と言われています

つまり日本の35倍もの市場があるということです。

さらに、インドを中心に人口が爆発的に増えていることもあり、2040年まで世界の総人口は増え続けると予想されているデータもあります。

ここまででもYouTubeで海外視聴者を取り入れることのメリットがお分かりいただけると思います。

海外向けにYouTubeを発信することで、日本のユーザー (4.6%)の他に、残りの95.4%のユーザーにリーチできる可能性を秘めている方法になります。

今回の「レペゼンFoxx」の断念理由

DJ社長はなぜ今回の海外進出を諦めたのでしょうか?

動画内でその理由も解説されていますが、端的に説明すると、前回前々回の海外の超大物インフルエンサーとコラボしたにも関わらず、全く動画が伸びなかったことが諦めるきっかけになったようでした。

自身の見解として、視聴者の99%は日本人しか見ておらず、インドネシアの人たちはそもそも動画を発見すらできていないとのことでした。

そのため、インドネシア人に向けた動画は日本人にとっては面白くなく、インドネシア人にそもそも動画が見られていないという両方にとっても最悪な結果しか出せていないとのことでした。

そのため、今回DJ社長は「インドネシア人に向けての動画を諦めて、以前のような日本人に向けての動画に戻す」ということを発言しました。

レペゼンFoxxの今後の活動について

今後メインチャンネルの方は、日本人向けの動画に戻すということでした。

具体的には

  • インドネシア語のテロップをやめる
  • 動画の内容を日本人向けにする

ということです。

簡単に言えば、海外進出前のレペゼンFoxxの動画内容に戻すということでした。

しかし、DJ社長は完全に諦めるわけでなく、約120万人いるサブチャンネルの方は海外向けチャンネルにするということでした。

メインチャンネルは日本人向けに動画を投稿し、サブチャンネルの方はショート動画を中心として海外向けに動画を投稿するということでした。

なぜ海外向けに動画を投稿するのは難しいのか

それではなぜYouTubeで海外向けにウケる動画を投稿するのが難しいのかを解説していきたいと思います。

①言語の壁

一つ大きな壁は「言語」です。

公用語の英語ならまだしも、日本語は日本人しか使わないため、必然的にDJ社長のように自らインドネシア語を喋るか字幕をつけるかしなければいけません。

一朝一夕に言語を習得できるわけありませんし、字幕をつけたりするのには大きな手間と費用がかかります。

②国それぞれでウケる動画が違う

日本人がアメリカンジョークで笑えないことがあるように、国にはそれぞれの文化があり、笑いのツボといのも全く違います。

さらに言えば、同じ言語・文化圏でさえ「面白い」と感じるのは人それぞれです。

世界全員が「面白い」と感じる動画を作るのはとても難易度が高いと言えます。

③YouTubeの使用上により

DJ社長が動画上で、「YouTubeは“国よって“区切られている」と発言していました。

どういうことなのでしょうか?

YouTubeには「チャンネルパワー」というものがあります。

そのチャンネルパワーはチャンネル登録者数が多ければ多いほど多くのユーザーにおすすめにのせてくれます。

しかし、そのチャンネルパワーは国によって区切られており、日本人チャンネル登録者が10万人いたとしたら、日本人対しては『チャンネルパワー=10万人』ですが、他の国の人に対しては『チャネンルパワー=0人』というふうになります。

今回DJ社長の再生数が伸びなかったのは、このチャンネルパワーがインドネシア人に対して全くなかったからだと言えます。

YouTubeで再生回数を伸ばすためには、YouTubeのおすすめ、関連動画にのることが必要不可欠になってきます。

DJ社長が有名インフルエンサーとコラボしたのも、そのインフルエンサーの“関連動画“にのるためでしたが、そもそもインドネシア人のチャンネル登録者数も1万人程度なので、YouTubeのおすすめにのることがなかったようです。

海外に“ウケる“動画を作るためには

ではどうすれば『YouTubeを海外向け』にできるのでしょうか?

結論、できます

実際に海外の視聴者の方が多いチャンネルは実在しますし、私自身も日本の視聴者よりも海外の人の方が多いチャンネルを運営しています。

チャンネルの性質があると思いますが、日本人が向けに動画を作るのであれば以下の方法がお勧めです。

  • 言語を使わない動画にする
  • 英語をネイティブレベルに話す
  • 日本語発信をする。
  • 全世界にうけやすい分野を狙う(ドッキリやセクシー系、芸術系)
  • 子供向けの動画を作る
  • まずはショート動画をメインに発信する
  • YouTubeの使用を認識して対策する

になります。

海外向けに行うのであれば、言語を使わない分工夫が必要です。

去年からショート動画で勢いが止まらない「じゅんや」さんなどを参考に動画を作るのがいいと思います。

また、芸術系、ドッキリ系など世界共通にウケる分野の動画を作っていく方法も有効です。

多言語化機能を使って海外の視聴者にリーチする。

海外の視聴者に自身の動画を見てもらうためには、YouTube機能で『多言語翻訳』があるのでこちらを設定することで、その国の言語の人からもみてもらうことが可能になります。

この多言語化機能とは、『タイトル』、『概要欄』、『字幕』が設定でき、こちらを設定することで、例えば、フランス人がその動画を視聴する際はフランス語で表示されるようになるということです。

多言語化設定のやり方

YouTubeの多言語化設定は以下の手順で行うことができます。

  1. YouTubeにログインします。
  2. 右上のアカウントアイコンをクリックし、メニューから「YouTube Studio」を選択します。
  3. 左側のメニューから「設定」を選択します。
  4. 「チャンネル」タブをクリックし、「高度な設定」をクリックします。
  5. 「言語」セクションに移動します。
  6. 「サポートする言語」で、追加したい言語を選択します。
  7. 変更を保存するために、画面下部の「保存」をクリックします。

以上の手順で、YouTubeチャンネルを選択した言語に設定することができます。また、同様に、各動画の設定から個別に言語を変更することもできます。

このように具体的な戦略、YouTubeの設定方法が気になる方は下の記事を参考にしてみてください。

多言語化することで、検索ワードに引っかかる場合がある。

例えば、私が現在YouTubeに投稿している『イラストメイキング』動画を翻訳し、そのタイトルに『illustration making』と英語で多言語化してYouTube動画を投稿するとします。

そうすると、YouTubeで他の国の人が『illustration making』と検索した場合に私の動画がヒットする可能性が生まれてきます。

YouTubeにおいては、YouTubeの検索に乗るのかは、動画の内容、タイトル、サムネ、視聴者がどういった経路でその動画を視聴したのか?などのデータが蓄積されることで検索上位に表示されるになります。

そのため、翻訳タイトルと動画の内容が一致すれば、英語検索で上位表示を狙える可能性があります。

どの言語で発信するのが効率がいいのか?

データによると、『YouTubeでアクセスしている言語の割合』はこのようになります。

  • 英語ー66%
  • スペイン語ー15%
  • ポルトガル語ー7%
  • ヒンディ語ー2%
  • 韓国語ー2%
  • その他ー5%

英語1つで幅広くカバーできる。

アメリカやイギリス、カナダなど英語圏の国々のView数を合算しても、YouTube全体のView数の66%に届かないというデータがあります。

理由としては、ヨーロッパ圏やインド圏を含む多くの国々が英語を第二言語として流暢に使いこなしていることが分かっています。

また、薄緑の国々であるインド、ロシア、中国、韓国も英語をある程度使いこなしており、YouTubeで英語を使用することもあります。

そのため、YouTubeでの使用言語が英語であるというデータが合理的であると言えます。

英語を学んで発信することで、日本ユーザーと比較して、約14倍の市場にリーチできるようになります。

つまり、英語で発信することはYouTubeにおいて最も効率のいい方法の一つになります。

英語で発信するためには

英語で発信するには

  • 英語を学んで発信する。
  • 英語自動翻訳ツールを使う。
  • 英語翻訳を依頼する

などの方法が考えられます。

現在では翻訳機能はかなり精度の高い翻訳を行うことは可能です。

しかし、ニュアンスや言い回しなどが自分が思った通り翻訳できない場合もあります。翻訳ツールを使ってしまうとどうしても、冷たい表現や意味的に少し違った翻訳をされてしまう場合がありますので注意が必要です。

おすすめの翻訳サービスは以下のとおりです。

Google翻訳※無料かつ高性能なGoogle翻訳ツール、英語以外でも可能。

DEEPL翻訳ツール※個人的にこちらのツールが1番精度が高いと思っています。

終わりに

最後まで見てくれてありがとうございました。

今回は「海外向けYouTube」について話していきました。

私自身日本の人口は下がり続けている一方、世界の人口は増え続けています。

そういった意味でも世界へ挑戦の方が可能性は無限大にあると捉えています。

ぜひ一緒に頑張っていきましょう。

この記事が参考になれば幸いです。

https://youtube.com/c/nishisensei

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